2016年11月15日火曜日

こんなスパイスの使い方・クローブ

クローブは丁子の花のつぼみを乾燥させたもので、独特の強い香気を持っています。
胃腸を整えたり、血糖値を下げたり、体を温めたりする効果があるといわれていて、ガラムマサラ(香りのミックススパイス)には必ず入っていますし、チャイに入れたりもします。

料理に使うのはもちろんですが、他にもこんな使い方があるのでご紹介しましょう。

Tくんは、夜中に急に親知らずが痛み出してしまいました。そんな時間に歯医者さんは開いていないし、痛くて痛くてとても我慢できそうにありません。そこでクローブを一粒口に含むと、あっという間に痛みが治まり、朝までぐっすり眠ることができたそうです。

クローブに鎮痛効果があることは、よく知られています。

また、酔い止めにもなるので、ローカルバスで長旅をするときには、インドの人々はたいてい口に含んでいます。あなたが持っていないと知ると、隣に座ったおばちゃんがサリーの折り込んだところからゴソゴソ取り出して、体温で温まったクローブを数粒あなたの手のひらに握らせてくれたりします。

これからの季節、オレンジやレモン、かぼすや柚子などの柑橘類にクローブを刺して乾燥させてポマンダーにすると、さわやかな香りが楽しめます。もちろんインドの人はこんなことしませんけどね。

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